ベトナム旅日記2000年8月 36)4日目(メコンデルタツアー)5:30モーニングコールで目を覚まし、ベランダに出ると、ハウ河が3つに交差しているのがすぐそこに見えて深遠な雄大な気持ちになりました。 出発の準備をしてから朝のお散歩にでかけました。このホテルも河に面して青いプールがあります。ホテルの船着き場のそばのバンブーバーでは、かごの鳥たちもお目覚めです。カバーをはずして、かごの掃除をしてもらっていました。4階のスカイバーにも行ってみました。メコン河を一人占めしているような眺めでした。2階のテラスからはレロイ通りが見渡せ、緑の中の町は静かでした。でも、6時になっても朝食がきません。 6:30 やっと朝食を載せたワゴンが現れました。 The Asian Breakfastはミックスジュース、チャーシューとエビがたっぷりピリ辛のナシゴレン、トーストにバターとハチミツ、薄い紅茶。 The American Breakfastは、ミックスジュース、ベーコンとスクランブルエッグ、パン、濃くておいしいコーヒー。モンキーバナナとランブータンも急いで食べました。 7:00 チェックアウト。 朝食は料金に含まれていたので(このホテルも朝食、税、サービス料込みで2人で11,000円。正規料金は室料のみで150US$)、昨晩の食事分34.21US$を払いました。ノーさんは6:50ごろから待っていてくれたようでした。 7:15 みんなのホテルへ到着。途中でノーさんにレインコートを2つ買ってきてもらって1.5US$と言われましたが、お礼を含めて2US$払いました。まだ、みんなは揃っていませんでした。 7:40 ホテルの河に突き出たテラスの下から2艘に分かれて小舟に乗り込みました。 河に張り出した家々は、トタンを貼り付けていたり、木製だったり、コンクリート造りだったり、いろいろですが、窓枠に凝っている家が目につきました。ガラスの入っていない、枠だけのもので、フランス風と言うのか、水色のおしゃれなものが目立ちました。 しばらく行くと、竹のいかだの上に載った大きなfloating houseがいくつも岸から離れて浮かんでいます。 このあたりは、ニョクマムのような匂いがしていました。 途中で私たちの舟のエンジンの調子が悪くなりましたが、操縦していたお兄さんが河に飛び込んでなおしてくれました。 大きな網で小魚を捕っている夫婦(?)がいました。大きな網の四隅を木でとめたざるのようなものにシーソーがついています。シーソーを河の方に歩いていくと網が水中に沈みます。1分ほどして、今度はシーソーを岸の方に歩いていくと魚の入った網が上にあがる仕組みです。網の上の小魚を上手に真ん中に集めて、ひょいっとざるに移します。 棚がいくつも並んでいる大がかりな装置は製氷工場だそうです。河の水を汲み上げて作る氷なら、食べたらお腹を壊しちゃうかもしれません。 この辺にある店は、昨日見たカンボジアとの国境から密入国してきた人たちが衣類などを売り買いするブラックマーケットだとノーさんが教えてくれました。 8:20 舟は一軒のfloating houseに横付けされました。 そこは、魚の餌を作っている工場のようでした。 floating houseの下は生け簀になっていて、フナのような小魚が大量にぴちゃぴちゃ跳ねていました。2人のお兄さんが、米糠に水を混ぜた物を蒸してから練り上げ、ボール状にして餌を作っていました。 8:30 舟がCHAM(チャム)族の村の橋のたもとに付けられ上陸しました。 ここの人たちはなんとなく顔つきが違います。他のベトナムの人に比べて肌の色も顔の造りも少し濃いようです。チャム族はイスラム教を信奉しているそうで、村にはモスクがありその横に小学校のような教室がありました。女の子の何人かは頭にベールをかぶっていました。サロンという布を腰に巻いている男の子もいました。先生が黒板にアラビア語のような字を書いていました。この村の人は村の人以外と結婚してはいけないそうです。 女性が格子や縞柄のサロンを織っているところに連れていってくれました。そこでは販売もしていました。何となく見ていると、さっと私の腰と頭に大小のサロンを巻き付けて着付けてくれましたが、買わなくて悪かったな。 舟に戻るまで女の子が付いてきて、口元を指しながらずっと何か言っています。ノーさんに聞くと、「飴をちょうだい」と言っていたそうです。 9:00 舟からヴィクトリアチャウドックホテルが見えました。クリーム色の壁とレンガ色の屋根がとってもチャーミングで素敵でしたが、きれいすぎて、そこだけ異質な感じがしました。 9:20 利順ホテルに戻ってきました。車でホーチミンを目指します。連日、朝早くからのハードスケジュールでうとうとしてしまいます。 9:40 橋の手前で、車を止められてしまいました。人だかりもできています。なんと火事です!!!橋をわたったところの家が数件焼けているようです。ノーさんとドライバーさんが、車を降りて様子を見てきてくれました。ドライバーさんは、自転車やバイクが車の横を無理して通って、車に傷がつかないように見張っていました。優しい人なのですが、サングラスをかけるとちょっと恐そうな人に見えます。ドライバーさんは車をとっても大事にしていました。 10:00 車がやっと動き始めました。赤い消防自動車が消火していましたが、まだくすぶって炎がのぞいている家もあります。5、6軒が全焼で家は黒こげの骨組みだけになっていました。野次馬もいっぱいいました。しばらく走ったところで、サイレンを鳴らして走る消防自動車とすれ違いました。さっきの現場に向かっているのでしょうが、もう火は消えていそうです。きっと消防自動車は大きな町にしかないのかもしれません。火災保険なんてあるのかな、ベトナムに住むのは大変かもしれないと考え直しました。 11:30 フェリーでLap Voに渡りました。さらにLai Vung、Sa Decを抜けていきます。お腹がぺこぺこなのに車は走り続けます。 13:00 TAM RIと言う名前のドライブインのようなところで、やっとお昼です。まず、冷たいおしぼりが出てきました。ベトナムではこのおしぼりを使うと精算の時チェックされてお金を請求されるのです。屋台や食堂のようなところで、上等のおしぼりがでてきたら、有料だと思って間違いありません。チキンヌードル(10000VND)野菜焼きそば(7000VND)瓶のペプシコーラ(3000VND)ココナッツの実そのままのジュース(3000VND)おしぼり(1000VND)でした。野菜も鶏肉も味が濃くっておいしかった。ノーさんが龍眼を買って、デザートに配ってくれました。 13:50 My Thuan橋を渡りました。有料の長い立派な橋でした。橋を渡ったところで給油し、左へと道を進み、未舗装の細い道を飛ばしていきます。水田やヤシの木が多くなってきました。 14:25 My Hiep村のRung Tramの森に到着しました。Xeo Quitと呼ばれているベトコンのベースキャンブの跡だそうです。女性が漕いでくれる4人乗りのカヌーに乗って迷路のような水路を1周します。水深数10cm、カヌーの幅ギリギリの水路でジャングルクルーズみたいでしたが、あまりおもしろくありませんでした。入り口にいたキーキー鳴いている子猿と遊んでいるほうが楽しかった。メコンクルーズをしてきた後だったせいでしょうか。「過去」の場所だからでしょうか。 15:10 車に戻り一路ホーチミンへ出発。 16:40 My Thoの辺の公園で20分ほど最後の休憩です。コカコーラ(8000VND)とチョコナッツアイスキャンデー(5000VND)を買いました。ここは大きな公園で、猿や蛇のいる檻や噴水がありました。 18:35 やっとキムカフェに着きました。ノーさん、ドライバーさん、車と記念写真を撮って、みんなとお別れをしました。タクシーで今夜からの宿カラベルホテルに向かいます。タクシー代は12000VNDでした。 18:55 Delta Caravelle Hotelにチェックインしました。このホテルは98年5月にリニューアルオープンしたそうです。部屋は15階の1501室。プラスチックカードのキーでした。荷物を置いてすぐに食事に出かけました。 19:10 「MUTTS」に載っていたモスクのカレー屋さんをやっと見つけました。QuanComCurryAndoという店です。大きなモスクの入り口におじいさんが座っていて、私たちが迷っていると、食べるまねをして奥を指さします。半信半疑で奥に進むと広場のようなところで食事をしているカップルがいました。 手近のテーブルに着くとおばさんがメニューを持ってきてくれました。チキンカレー(25000VND)野菜カレー(10000VND)ライス(5000VND)ナン(5000VND)7-UP(6000VND)アイスミルクティー(5000VND)を注文しました。バナナも出してくれてこれは無料でした。チキンカレーは骨付きチキンがたっぷりでスパイシーでおいしかった。野菜カレーはほとんどオクラばっかりで、あまり辛くなくてもうひとつ。ライスはタイ米みたいな匂いのするお米でした。ナンはこれはなんだ?というようなもので、デニッシュとナンを合わせたみたいなものでした。ミルクティー、これはなんだかわからなくて適当に頼んだのですが、飲んでみても最初は何かわかりませんでした。しばらくして、これは濃いチャイだと気がつきました。 19:45 ドンコイ通りのスアントウ書店で買い物をしました。 ベトナム南部の地図(6000VND)ホーチミン市内の地図(5500VND)日越字典(20000VND)絵はがき(4000VND) どういう計算かわからないけど全部で34000VND払いました。 日越字典は15000語の日本語とそれに対応するベトナム語が載っているのですが、「パラパラ降る」「ぷんぷん匂う」「ぷんぷん怒る」「ぽかぽかする」「ピンはね」「ピクピクする」「正方倦(せいほうけい)」「それわそうと」「茶の間」「有閑階級」などどういう基準で選んだのかわからないことばもありました。 20:00 コンチネンタルホテルをのぞいてみました。ショップでグリーティングカード3枚を1US$で買いました。 20:15 カラベルホテル9階のSAIGON SAIGON BARへ。 オープンエアで心地よい風が吹き抜けていきます。カールスバーグの缶ビール(30000VND)Long Island Ice Tea(65000VND)を注文し、夜景を眺めながら、カクテルを傾けました。カラベルホテルは日本人がほとんどいなかったのですが、このバーには何組かが来ていました。隣のテーブルも日本人の女性2人で、こちらで作ったらしいアオザイを着ていました。それをみて、私は絶対アオザイは作らないと決めました。理由は・・・・。 ヒッキーのオートマチックが流れてきたのにはびっくりしました。ステージでは生演奏で3人のミニスカートの女性がアメリカンポップスを踊りながら歌っていてセクシーで歌もじょうずでした。 ホテルのビジネスセンターでインターネットからメールを送ってみました。日本語ソフトが入っていましたが、接続時間がかかり、私のgooのフリーメールにはアクセスできませんでした。インターネットの利用料は1分4500VND。8分で36000VNDでした。 22:00 ホテルの7階のマッサージルームに行きました。このフロアーにはプール、ジム、サウナもあってそれらは無料です。 夫は55分間のフットマッサージ(13US$)。足の裏を指と棒で押してくれたそうです。 私は45分間のベトナムマッサージ(13US$)。ガウンに着替えて、顔、頭を含めて全身を手でオイルマッサージ。気持ちよかったのですが、マッサージしてくれた女性が、「私たちがもらえるお金は少なくて生活が大変」とカタコトの英語で言うのでなんだか悪いことしてるみたいでした。ホテルの館内はチップ不要だと書いてあったので、お金は持ってきてないし・・・・。私の方が先に終わったので、サウナとジャグジーに入っていました。 23:00 部屋に戻って、絵はがきとカードを書いて眠りにつきました。 7)5日目(ホーチミン市内) 8月18日(くもり、晴れ) 6:15 連日、朝早かったので目が覚めてしまいました。テレビでNHK朝の連ドラ「私の青空」をリアルタイムで(2時間の時差なので)やっているのでびっくりしました。 8:00 1階の「Port Orient Buffet」で朝食。ここにはおみそ汁やおかゆもありました。牛肉のフォー、パン(クロワッサンもデニッシュもベトナムで食べたなかで一番おいしかった)、スクランブルエッグ、ベーコン、ポテト、フルーツ(マンゴ、パパイア、メロンなど)、コーヒーをいただきました。 9:20 サイゴンの市内観光に出発です。隣の市民劇場では何かのお祝いがあるのか花がたくさん飾られていました。 コンチネンタルホテル並びのベトコン銀行で5000円を649300VNDに両替。 9:30 ゴシック建築の聖母マリア教会(サイゴン大教会)は外から見るだけで、向かいの同じくフランス建築の中央郵便局に入りました。ドーム型の天井が高く立派なたてものです。葉書には6000VND、封書には9000VNDと10000VNDのきれいな切手を買って、備え付けの糊を筆でつけて投函しました。 10:10 道に迷いながら、農場直営のヨーグルト&デザート屋さん「キムタイン」をやっとみつけました。ほんとうに小さな店ですが、1500VNDのヨーグルト「Yaourt」と2500VNDのプリン「BanhFlan」はおいしかった。おばさんがお茶も出してくれました。 レ・ユアン通りに出るとおしゃれな店が何軒か並んでいました。 「グエン・フレール」はアンティーク小物と家具の店。センスのいい値段も高めのものが並んでいました。 隣の「ザ・ホームゾーン」は日本のFranc francのような食器やインテリア雑貨の店。こんな店まであるのかとびっくりしました。 その次が服と小物の「ココ」。サイズもぴったりの水色のリネンワンピースをみつけました。150000VNDがセールで30%オフの105000VNDだったので、カードで買いました。この服は全然ベトナムっぽくなくって、実際に日本で着た時もベトナムで買ったというと驚かれました。 10:55 シクロに乗ってみようと行き先と値段(6000VND)を紙に書いて見せましたが、そんな値段じゃとんでもないと言われたので、タクシーで戦争証跡博物館に向かいました。(12000VND) 11:00 戦争証跡博物館の入館料1人10000VNDを払って日本語のパンフレットをもらいました。アメリカ軍が実際に使っていた爆弾や戦車、ヘリコプター、戦闘機が外に展示されていました。どれもがそれほど大きくないだけに、生々しい気がしました。建物がいくつかに分かれていて、アメリカ、ベトナムそれぞれが使った武器や写真などが展示されていました。遠い昔ではなくほんの2、30年前のことだけに、戦争の恐ろしさをあらためて感じました。売店で500mlのLaVieを5000VNDで買い、タクシーでホテルに予約してもらったレストランに向かいました。(14300VNDだけど15000VND払う) 11:45 高級住宅街のなかの一軒屋ベトナム料理レストラン「マンダリン」でランチです。1人98000VNDのビジネスランチ、タイガービール22000VND、ベトナム茶10000VNDを注文しました。前菜2品(蟹のスープ・生春巻き、揚げ春巻き・蓮の茎サラダ)、メイン料理1品(シーフード焼きそば、マナガツオの醤油煮)、デザート(アイスクリーム、プリン)を選びました。2人でいろいろな物が食べられてよかったのですが、私は揚げ春巻きが、夫はバテ気味だったせいかアイスクリームが一番おいしかった。ベトナム料理と中華料理をミックスした上品な店でした。カードで16.29US$を払いました。 12:50 タクシーで一度ホテルに戻りました。(12000VND) 13:20 再びタクシーでチャイナタウンのCho Lon(チョ・ロン)へ(57600VNDだけど58000VND払う)。路線バスに乗ってみたかったのですが、つい便利でタクシーに乗ってしまいます。中心地から離れたところにある赤い「カイン・ヴァン・ナム・ヴィエン寺」は、ドライバーのお兄さんも知らなくて、人に尋ねてやっとたどりつきました。細い路地を入ったところにひっそりと、でも華やかにそのお寺はありました。 そこから、グエン・ティ・ニョー通りを15分ほど歩いてビンタイ市場へ。途中でかわいい、わらカゴ2つを6000VNDで買いました。ベトナムは観光客値段と地元値段が本当に違います。この店は日用品屋さんみたいなところでカゴもほこりをかぶっていましたが、安かった。 ビンタイ市場は大きくて、たくさんの店がそれぞれ物であふれていて圧倒されてしまいました。ここでは何軒かで値段交渉して、ステンレス製のコーヒーフィルターを3つ42000VNDで買いました。ベトナムでのお買い物は本当にエネルギーがいります。 14:50 また、15分ほど歩いて杉浦さんの本で紹介されていたおやつの店「Quan Che Ha Ky(何記甘味店)」へ。お勧めのバインバオ(肉まん)は残念ながら売り切れていました。杏仁豆腐3000VND、黒胡麻のチェー(お汁粉)3000VNDは、疲れた体に染み通るようでとってもおいしかった。 中国の海の女神をまつっている「ティエン・ハウ廟」へ。サイゴンで一番古いお寺だそうです。どのお寺にも天井から渦巻き型のお線香がたくさんぶら下がっています。お寺の人が、残り少なくなったお線香を下の方につるし換えていました。 「タム・ソン・ホイ・クアン寺」は装飾品がほとんど19世紀建造時オリジナルの状態で保存されているそうです。閑静でほとんど人もいなくて、喧噪の町中とは違う空気が流れているようでした。 雨が降ってきましたが、ベトナムでは誰も傘をさしていません。雨合羽は着ているのですが…。折り畳みの傘をさしていると、珍しそうに見られました。 途中の店で、おみやげに刺繍小袋7枚を98000VNDで買いました。 15:20 タクシーでコン・クィン通りのCOOP-MARTへ(24000VND)。地元値段が表示されているので、安心して買い物ができます。貴重品以外の荷物を入り口のコインロッカーに入れなければ売場に入れません。 ダイエットコーラ5500VND、地元のコーラ(おいしくなかった)2900VND、ドライライチ(皮のついたまままるごと乾燥させたある。すっごくおいしい)14000VND、インスタントフォー・ガー1300VND、インスタントワンタン(ワンタンの皮入りスープ。おいしい)1400VND、ドイツ製?レモンのど飴「Pulmoll」22000VND、インスタントカインチュアハーブセット、おみやげ用にTANTANローストピーナッツ(ココナッツミルクの入った衣がついているのがおいしい)3000~3500VND、 蓮茶ティーバック10000VND を買いました。 16:30 タクシーでホテルへ(16000VND)。街中は排気ガスがすごいので、ホテルの部屋に入るとほっとします。 17:10 歩いて、パスター通りのおしゃれ系の有名店へ。 日本人オーナーの「ザッカ」は、丁寧な仕上げで上品なものばかり、日本で身につけても違和感なさそうだけど高い! 「エスバイエス」はフレンチテイスト。でやっぱり高い。 「MGデコラシオン」は高級手刺繍のホームリネンが中心。伊勢エビや抽象的な模様など変わったモチーフを素敵にデザインしてあっていいなと思ったけど、テーブルクロスとナプキン、クッションカバーしかないのでやめました。ハンカチや小物入れがあればよかったのに。 最後に国営百貨店へ。ここは穴場です。1階のカゴや雑貨の店は良心的な値段。2階の「ANH」も安い。ビーズ刺繍のバッグがドンコイ通りの店の半値から2割ぐらいの値段(1US$から5US$)です。ごちゃごちゃしているけど掘り出し物があります。カードも使えました。 1階の「ミニ・タックス・ショップ」(どうみてもスーパー)でもお買い物。荷物をコインロッカーに入れるのが面倒なので、夫が荷物を持ってゲートの外で待っていました。スプライト4700VND、ミニサイズのニョクマム4500VND、「Oishi(おいしい)」(「かっぱえびせん」そのまんま)2000VND、を買いました。 18:45 ホテルへ戻ってお買い物の整理。 19:00 タクシーで「46Aバインセオ」へ。(14000VND) この店はバインセオ(ベトナム版の広島風お好み焼きみたいなもの)が有名で、地元の人でいっぱいでした。牛肉の網焼き(20000VND)、バインセオ(14000VND)、タイガービール(11000VND)を注文しました。 七輪が運ばれてきました。たれ付きの牛肉を焼いて、サニーレタスやたくさんの香草でくるんで頬ばります。ビールに合って、なかなかおいしい。 花売りの女の子や流しの歌い手さんが寄ってきます。隣のお金持ちそうな(金の大きな指輪をはめて、きれいな女性連れの)おじさまがお金を渡すと、やっと向こうに行ってくれました。 バインセオはものすごくおいしい。皮はパリパリ、具は野菜やお肉エビなどたっぷり、これもたくさんの野菜にくるんで食べます。入り口に並んだ七輪の上のフライパンでおばさんがテキパキと作っていきます。 20:00 タクシーでチラン公園へ(12500VNDだけど13000VND払う)。「チラン・カフェ」は、オープンカフェでチラン公園の芝生の間にもイスが並んでいます。芝生の席でベトナム式アイスミルクコーヒー(9000VND)とホットミルクコーヒー(8000VND)を頼んだところで雨が降ってきました。お店の中の席に移って雨宿り。目の前のドンコイ通りをバイクが何台も何台も走っていきます。ホットミルクコーヒーは飲めないほど甘くて濃かった。アイスコーヒーに混ぜて飲みました。 20:45 小雨のなか、歩いてホテルへ。 1501号室はリバーサイド側の部屋ですが、窓からの眺めはもう一つでした。でも、カラベルホテルは施設、サービスとも充実していながら、あっさりとした対応で快適なホテルです。窓辺のソファも気持ちよかった。 この日は、歩き廻って疲れたので、早めに休みました。 8)6日目(ホーチミン郊外へ) 8月19日(くもり、雨) 7:00 目覚めて、チェックアウトの準備。 8:30 1階の「Port Orient Buffet」で朝食。この日は鶏のフォーでした。パン(クロワッサン、チョコデニッシュ、スコーン)、オムレツ、ベーコン、ビーフステーキ(お醤油と七味をつけたらおいしかった)、フルーツ(パパイア、梨など)、コーヒー、紅茶をいただきました。 9:30 ドンコイ通りへおみやげを買いに出ました。 まず、刺繍製品の高級店「バオギー(Bao Nghi)」へ。貝を刺繍した上品なTシャツ(5US$)とロープに干されている洗濯物を刺繍したランドリーバッグ(6US$)を買いました。ここの製品はおしゃれでかわいくておすすめです。 再び国営百貨店2階の「ANH」へ。小物入れやバッグ5点、105000VNDを100000VNDにおまけしてくれました。 ホテルのコンシェルジェのお兄さんにおいしいベトナムコーヒーの産地「Boun Me Thout」を教えてもらっていたので、コーヒー豆屋さんへ。「Quay 1507」でBMTコーヒー100g、18000VND。「Beans Coffee(PL Chateau)」でBMTモカ100g、12000VNDを2袋。BMTはどの店でも高級品のようで値段も高くなっていました。また、雨が降ってきたので、コーヒー屋さんで雨宿り。 11:30 部屋に戻って、シャワーを浴びて、荷物を詰めてチェックアウトの準備。 12:00 チェックアウト。このホテルは通常でこの時間のチェックアウトです。追加料金を払ってさらにレイトチェックアウトもできますが、私たちはクロークで荷物だけ預かってもらいました。 国営百貨店の1階で2000円を258080VND(でも受け取ったのは258000VND)に両替。 12:25 タクシーで「Than Da地区」へ。車で20分ほど走ったところの郊外で、おいしいアヒルのお粥屋さんとのんびりできる釣り堀があるというので、午後はそこで過ごそうという計画です。(「MUTTS」で見てぜひ行きたかったのです) 12:45 タクシーの運転手さんが番地を調べてくれながら、その名も「Than Da」というお粥屋さんに到着しました。ここまででタクシー代は38200VND、でもタクシーが拾えそうなところではないので食事が済むまで待っていてもらいました。 このお店では英語が全然通じません。お客さんも地元の人ばかり。運ばれていくお料理を指さしたりして注文しました。茹でアヒル15000VND×2、おかゆ2000VND×2、7-up4000VND、おしぼり1000VND×2、合計で40000VNDでした。 アヒルは骨付きを大きめにカットしてあり、かぶりつくとジューシーで味が濃くっておいしい!!!付け合わせの大根やにんじんの拍子木切りやナッツ、香草で口をさっぱりさせながら、いくらでも食べられます。 おかゆはスパイスたっぷりのポタージュ状で、胡椒のピリッが効いていて、これも病みつきになる味でした。大満足。 13:00 タクシーで釣り堀公園へ。「MUTTS」で紹介されていた「Dangoai」に行くつもりだったのですが、運転手さんがもっといいところがあると連れていってくれたのが、「Lang Du Lich Binh Quoi」という数軒先の公園でした。タクシー代をここまでで精算して62400VND。 ここは地元の人のデートスポットのようでカップルが多かった。広い園内には、レストランやバーベキュー、カラオケの設備まであり、サイゴン川の水を引いてきた釣り堀(というか小川)に面して何軒かの小さなコテージがあって、その中から釣りができるようになっていました。園内を散策した後、釣りはしないで小川の面した木陰のデッキチェアでのんびりしていることにしました。 席に着くと、注文を取りに来ました。333ビール10500VND、アイスミルクコーヒー13500VND、おしぼり1000VND×2、サービス料5%と税金10%がついて、30000VNDでした。 本当にのんびりと、2時間半ほど何もせずに過ごしました。 15:45 往きのタクシーが待っていてくれたので、ベンタイン市場まで行ってもらいました。61200VNDでしたが63000VND払いました。 16:15 ベンタイン市場に着くとまた雨でした。中をぐるぐる見てまわりましたが、買い物はしませんでした。 16:45 通りすがりに見つけたグエンフエ通りの「漢方足の裏マッサージ」に入りました。60分7US$です。 ゆったりした椅子に案内され、まず漢方薬入りのお湯の中に5分ほど足をつけます。片足をミイラのようにきれいにタオルで巻き上げ、もう一方の足にクリームをつけて指先、足裏からふくらはぎまで指と押し棒でマッサージしてくれます。終わった足をタオルでくるみ、反対の足もマッサージ。痛キモでホテルのマッサージよりよく効きました。 最後にお茶が出てきて紙が配られます。チップの額を記入する用紙です。料金の2割も払えばいいだろうと、1.5US$と書いてレジで払おうとすると、係りの女性が日本語で「もっと、もっと」と言うのです。2US$と書き直すと「OK」でした。結局2人で18US$払いました。日本人のおじさんが何人か来ていて、また明日も来るといってる人もいました。 18:00 ドンコイ通りで今度は自分のための買い物です。 まず「VietSilk」でシルクの薄い紫色のストールを10US$で買い、カードで払いました。12US$だったのですが、少しシミがついていたので10US$になりました。 「Song」はハノイに本店があり、フランス人がデザインする製品を置いています。シンプルでおしゃれなものがたくさんありました。いろいろ試着して、コットンロングスカートを12US$で買い、カードで払いました。サイズも豊富でリネンのタンクトップもかわいかった。 最後に夫のために「ハードロックカフェ」に行って黒いロゴ入りTシャツを8US$で買いました。ロゴが刺繍してある物もありました。でもこの店自体、公認のカフェなのかどうかわかりませんでした。 20:20 レタイントン通りの「マリンクラブ」で夕食です。最後の食事はベトナム料理は飽きたという夫のリクエストで、「MUTTS」で紹介されていたイタリアンにしました。こじんまりとした店ですがテーブルクロスはすべて手刺繍で、マダムはアオザイを着たスタイルのいいベトナム美人です。お客さんは外国人がほとんどのようで、日本人の小学生2人連れの夫婦(仕事で来ている人のようでした)、欧米の4人グループがいました。 ハイネケン30000VND、マルゲリータピザ(S)60000VND、パスタペスカトーレ70000VND、チョコスフレ60000VND、レモンジュース15000VND、カプチーノ25000VNDを注文しました。値段もいいですが、味も最高で、日本でもなかなか味わえないほど本格的でした。ビザは薄くてパリパリ、トマトソースもおいしい。ペスカトーレはいか、エビなど海の幸たっぷりでソースがまたおいしい。チョコスフレは甘くて大きくて熱くておいしかった。大満足、大満足。サービス料が10%ついて286000VND、21.34USをカードで払いました。 帰りにレプルカアンティークの店を覗いて、ミンタムテーラー(?)という洋服屋さんの奥のアートギャラリーで手描きのカード10枚を5US$で買って、ホテルに戻りました。 21:00 クロークで荷物を受け取ってタクシーで空港へ。 21:20 空港着。エアポートタクシーではなかったので、車が空港に入るためのお金5000VNDと合わせて52000VNDでした。 カウンターで空港使用税12US$×2を払いました。1、2か月前までは10US$だったそうです。チェックインして荷物を預け、出国審査も簡単でした。空港に早く着きすぎて退屈でした。 空港の中で500mlの水(ベトナムエアライン製)は22000VNDもしてびっくり。免税店は思っていたより充実していました。角を加工した小物入れ2US$と飾り物のパイプ7.5US$をカードで買いました。34200VND余りましたが、来年も絶対来たいので残しておきました。 23:00 JL740便の機内へ。DC10でした。 23:25 定刻通り離陸。 9)7日目(東京へ) 8月20日(くもり) 0:15 (ベトナム時間)飲み物のサービス。日本茶とコーラを頼みました。 3:00 (ベトナム時間、日本時間5:00)朝ご飯。 まず、オレンジジュースとアップルジュース。フルーツプレート(スイカ、パイナップル、パパイア)、卵焼き、かまぼこ、わさび漬け、(のびておいしくない)素麺、鰻粥、コーヒー、緑茶。 6:25 (日本時間)関西国際空港に着陸。 7:00 国内線にチェックイン。 7:35 搭乗。 7:00 JL340便羽田行き離陸。B747-400。 8:50 羽田到着。楽しかったベトナム旅行が終わりました。36枚撮りのフィルム4本を現像に出して、家に着いたのは10:15ぐらいでした。 |